ミニマリストぶるです。
この記事ではミニマリストになりたい方に向けて「ミニマリストの概要やメリット・デメリット」について詳しく解説していきます。
かつての私は持ち物が多く、大切な人生の時間を無駄に浪費するような生活をしていました。そんな私のミニマリストになる前後の変化をまとめてみました。
私は物を減らす中でミニマリストの考え方を学び、楽に生きられるようになりました。
さらに私だけでなく多くのミニマリストが楽に生きられるようになったと実感しています。
質問🙋
— ぶる|ミニマリスト (@bb_simplelife_) June 5, 2024
ミニマリスト方へ
ミニマリストになって楽に生きられるようになりましたか?🐕わん
この記事ではそんなミニマリストの魅力を皆さんに紹介していきたいと思います。
ミニマリストとは?
ミニマリストって聞いたことあるけど、、、どんな人たちなの?
- 必要最小限の物で暮らす人たちのこと
- モノに依存しない生活を送る人たち
ミニマリスト(minimalist)とはminimal(最小限の)の英語から派生した造語です。大量生産、大量消費の現代社会における、所有することの豊かさではなく、身軽に生きることに重きをおき心の豊かさを求める生き方ともいえます。
自身が不要と考える物を手放し本当に必要なものだけで生活する人々のことを指します。
ものが少ないだけではミニマリストではない?
ただ物が少なければいいということではない!!
ミニマリストは物が少ないだけでは不十分です。私は物を減らす過程で培った考え方こそが重要だと考えています。それの考え方とは人生を自分で“選択”するという考え方です。
ミニマリストは物を減らす過程で「必要・不要」に振り分けをしていきます。私はこの選択は人生における練習だと考えています。この練習により物だけでなく人生の至る所での選択を自分にとって“必要”と判断できることだけにしていくことができます。
ミニマリストたちは自分にとって最善と考えられる事だけを残し、自分の人生を自分自身で選択していく人たちです。
みんな知らない!? 物が多いと起こること
・判断能力の低下
・無意識なストレスの増加
・時間を浪費する
え?こんなことが本当に起きるの?
判断能力の低下
たくさん服を持っているのに結局いつも同じ服着てませんか?
人間は物が多いと判断能力が低下してしまうと言われています。
理由は単純で選択肢が多くなってしまうからです。
シーナ・アイエンガー教授が行った選択肢に関する研究では、ジャムの種類が24種類の売り場と6種類の売り場では6種類の売り場の方が10倍近く購買率が上がったとされています。
この結果から「人は多すぎる選択肢を前にすると判断することが難しくなり、そもそも判断すること自体をやめてしまう」ということが起こるそうです。
ですから、洋服なども選択肢が多すぎると判断することが難しくなり、結局いつも着ている服を着てしまうということが起こるわけです。
結局いつも同じ服を着てしまうんですよね…
無意識なストレスの増加
物が多いという理由だけで人間は多くのストレスを受けます。
・物が散らかっていることによる視覚的ストレス
・なかなか片付かないことによる心的ストレス
・所有物のメンテナンスなどへの配慮にかかるストレス
・煩雑な部屋は不安を増大させる
・衛生的に汚くなりやすく健康リスクが高まる
・空間的な圧迫感がある
物を所有するということは自分からストレスを抱えるということ。
大袈裟にいうと物を増やすということはストレス(判断回数、時間、コスト、体力など)を増やすということです。そのため、物を減らすことはストレスの低下につながります。
時間を浪費してしまう
・探す手間が増える
・掃除に時間がかかる
・メンテナンスに時間がかかる
・判断するのに時間がかかる
・整理整頓にも時間がかかる
時間が浪費してしまう理由は単純で「物を持つ=物を管理する」ということだからです。物が多くなればそれだけ管理することが難しくなるし、時間も取られます。
ミニマリストのメリット
・集中力の向上
・生活コストが安くなる
・時間の効率が良くなる
・判断力がよくなり、実行力が身につつく
・ストレスの軽減
1つずつ見ていきましょう!!
集中力の向上
集中とは一つの物事に対して注意を持続的に向け続ける行為です。私たちは物や音などさまざまな刺激によって集中を阻害されます。集中力を阻害する要因は内因的な問題と外因的な問題の二つに分けられますが、物を少なくすることは外因的な要因が排除されると考える人も多いですが、内因的な要因も少なくすることが可能です。
【外因的な要因】
・物が少ないことで物理的な作業スペースが広く確保できる
・刺激となるものが少ないため注意が分散しにくくなる
【内因的な要因】
・判断力の低下を防ぎ、集中の持続や実効性の向上につながる
・物を減らすことで思考がシンプルになり取捨選択がしやすくなる
外因的な要因
物理的な物からの刺激の減少や作業スペースの拡大によりハード面として集中しやすい環境が整います。部屋がごちゃついていると集中できませんよね。
内因的な要因
物が見えるたびに「あれやらなきゃ」などタスクも思い浮かんじゃうよね?
ものが多いことはそれだけタスクも増えやすい状況になります。
また、前述したように判断能力も減少します。
タスクが多ければ脳はそれだけ多くのことに処理能力をさかねければならなくなるため結果として集中力が低下してしまいます。
実行力が身につく
物を減らすと実行力が身につくの?なんで?
・物が多いことによる判断能力の低下を最小限にできるから
・物を捨てる過程で物事の取捨選択の練習になるから
身軽な方が身体も動かしやすいもんね!!
時間の効率が良くなる
・日々の判断が自動化されるため決定に時間がかからない
・物のメンテナンスにかかる時間が少なくなる
物を減らした時の時間効率の向上は体感すると驚くと思います!
・服を減らすことで選ぶ時間が少なくなる
・掃除がしやすくなるため手間が少なくなる
・ストックの量を簡単に把握できるため無駄な買い物の時間が減る
物が減れば時間効率が良くなり、集中力も向上するため作業効率も飛躍的に改善します。私はビジネスマンこそミニマリストであれと思っています。私自身もミニマリストになってから仕事のミスが少なくなり仕事の評価も上がるようになりました。
節約になる
・無駄な物を買わなくなるため出費が減少する
・小さな家に住めるため家賃を抑えられる
・引っ越しの代金が安く済む
・給料が低くても生活費が抑えられるためそこそこの暮らしができる
経済的なメリットはかなり大きいですよね。
ミニマリストになって一番実感するのが、経済的なメリットだと思います。不要なものを持たない生活は必然的に支出を抑えてくれます。また、ミニマリズムによって時間に余裕が生まれる人も多いため、空いた時間で副業など更なる収益につながる人も多いと思います。
引っ越しや移動が楽になる
物が少なければ移動は身軽になります。前述したように物が少ないことで経済的なメリットも大きくなりますし、移動も大幅にコストダウンすることが可能です。
それだけでなく移動の際に物が少なければ疲れにくくなり、旅行を全力で楽しめます(肩もこりにくくなります)。
物が少ないってメリットだらけなんですね!!
ストレスの軽減
前述した通り、ものが多いだけでストレスがかかっている状態です。そのため、物を減らすだけでもストレスは緩和されていきます。減るだけでストレスも減りますが、それだけでなくミニマリストの考え方は人間関係などのストレスも楽にしてくれます。
- 自分に余裕があるため相手に優しくできる
- 狭く深い人間関係を構築しやすい
- 雑多な人間関係によるストレスが減る
- 人間関係に時間を使い過ぎず、自分の時間を堪能できる
人間関係はライフステージによって大きく変わります。言い換えれば一生同じ人たちと関わり続けると言うことはほとんどありません。そのため、人間関係で悩んでいるのであれば自分自身でアクションをおこして自分の望む人間関係を手に入れるために、環境を変えてみましょう。
詳細は下記の記事を参考にしてみてください。
ミニマリストのデメリット
デメリットもあるからきちんと対策しましょう!
デメリット
・急な対応ができないことがある
・慣れないうちは物を捨てすぎて不便になることがある
急な対応ができないことがある
ストック品や物の総数が少ないため大人数への対応や急な来訪への対応に困ることがあります。
・大人数での集まりで自宅は使わない
・あらかじめ友人などへは物が少ないことを周知しておくこと
あらかじめ自宅に物が少ないことを周りに周知しておけば、自宅を使用しないといけない状況が少なくなります。また、急な来訪があった場合でも「近くのホテルを抑える」「何もないのでカフェでお茶でもしましょう」など、自宅を使わない方向で来訪者をお迎えすれば問題ないと思います。そもそも急に来る人なんて今のご時世ほとんどいないような気もします。
慣れないうちは”物を捨てすぎて不便になる”ことがある
これは断捨離初心者あるあるですよね!!
断捨離を始めてすぐは捨てたものに後悔することもあります。
この失敗を通らない人はいないと思います。断捨離を繰り返しながら上達していくしかありません。そこで最初はお金を払えば買い戻しができるものから断捨離していくことをお勧めします。いきなり自分の思い出の品や高価だけど使ってないものなどを捨てて後悔するリスクをなるべく避けましょう。
物を買うことを躊躇してしまう
ミニマリストになると物を買うことへのハードルが上がりやすくなります。よく言えば衝動買いがなくなり、自分に合っているか吟味してから購入すると言ってもいいと思います。ただし、度が過ぎると本当に何も買えなくなってしまう人もいます。そのため、購入のための簡単なルールを決めておくといいかもしれません。下記ようなルールを決めておくと買いすぎたり買わなさすぎたりすることもなくなると思います。
- 2回目に来た時に欲しいと思ったら買う
- 自分が持っているものを捨ててまで欲しいと思えるものか?
- 1年後も使っている様子が想像できるか?
自分に合ったルールを決めてみてくださいね。
家族のものを勝手に捨ててしまいトラブルになる
私のものは捨てないで!!
当然ですが相手のものは勝手に捨ててはいけません。いくら使っていなさそうな物でもです。片付いていない物が気になる場合は、しっかりと話し合いましょう。
実はあの著名人もミニマリストだった
実はミニマリストを公言している著名人は意外と多いです。あなたの知っているあの人ももしかしたらミニマリストかもしれませんよ?
スティーブ・ジョブズ
言わずと知れたApple社の元CEOは、日々重大な意思決定をしなければならないため、毎日の服選びなど小さな意思決定に労力を使わないようにしているそうです。スティーブ・ジョブズといえばデニムに黒のタートルネックですもんね。服の制服化は多くのミニマリストがジョブズと同じように実践していることです。
中田敦彦
youtube大学で有名なオリエンタルラジオの中田敦彦さんもミニマリストとして有名です。子供の手紙なども写真を撮って捨てているほどの徹底ぶりだそうです。思い出の品を断捨離するのはミニマリストたちの中でもなかなか大変なことです。
共通点
重大な意思決定をする人たちは少なからずミニマリズムを取り入れているように私は感じています。新しい何かを取り入れたり、大切な意思決定には心の中の余白が必要なのでしょう。
ミニマリストになるためには?
ミニマリストのメリットを知って実際にミニマリストになりたいと思った人も多いかもしれません。ここでは実際にミニマリストになるためのステップを簡単に紹介します。
- ミニマリストのメリットを知り、考え方を学ぶ
- 自分にとって必要な「物・事」を考える
- 初めての断捨離はまとめてする
- 物が増えない買い物の仕方を覚える
- 物以外の「事」を断捨離する
- 定期的に自分に必要な「物・事」なのか見直す
- 自分と向き合いながら自分らしく生活する
ミニマリストのメリットを知り、考え方を学ぶ
この記事を参考にしていただいてもいいかと思いますが、私がミニマリズムを学んだ本を何冊か紹介していこうと思います。これらの本を読めばミニマリストの考え方の基礎を学ぶことができると思います。ミニマリストの必読書です。
-オススメ本3選- ① エッセンシャル思考
本書には自分の本当にやりたいことを以外は全てがノイズで、本当にやりたいことををするためにはあらゆることに対して「NO」と言うことが必要であると述べられています。この考え方こそ「Less is more-少ない方が豊かである-」であり、ミニマリストの思考そのものであると私は考えています。
-オススメ本3選- ② 人生を思い通りに操る 片づけの心理学
本書での片づけとは、自分のリソースを目標にむかて集中できる環境を作ることとしており、ただ部屋が綺麗になるための本ではありません。片付けを通して、人生を最大化し幸福を手に入れるための方法を教えてくれる本です。
私もこの本を読んで、ただ片付いた部屋にするのではなく自分が最も集中できる部屋を目指しました。
おかげで主任に昇進できました
-オススメ本3選- ③ 僕たちに、もうものは必要ない。
この本では不要な物を手放し生活がシンプルにすることで、精神的な豊かさや自由を取り戻すことができると説明されています。物を減らすことによって、時間やエネルギーが節約され、より充実した人間関係や心の平穏を得ることができます。現代社会における「本当に大切なもの」を再考できる内容です。
自分にとって必要な「物・事」を考える
- 他人の価値観ではなく、自分自身の価値観で判断する
- 過去ではなく今の自分にとって必要な物・事なのか考える
ミニマリストは自分軸を大切にしています。他の人の価値観で物を選ばず、自分にとって必要な物が価値がある考えています。だから、高価なものがいいとも思わないし、安いから買おうとも思いません。自分にとって本当に必要なものを吟味してから購入します。
そして“今”にフォーカスすることにも重きを置いています。過去に使っていたものを大切にするのではなく“今”自分が必要な物を大切にし、今必要ないものを手放しています。
初めての断捨離はまとめてする
初めての断捨離は、2−3日は時間をとってまとめてやりましょう。エリアごとに少しずつやることを推奨している人もいますが、私はまとめてやる方が効果が大きいと感じています。
- 効果を実感しやすく、失敗しにくい
- 少しずつだとモチベーションを維持できないから
- 長期間かけると判断が曖昧になりやすい
- 「必要・不要」の判断をまとめて練習できるから
・時間管理の観点からみる
ここの段階で自分軸で「必要・不要」を判断する練習をすることで物以外の「こと」でも自分にとっての不要を手放していくことができるようになります。
物が増えない買い物の仕方を覚える
徹底的に物を減らした後は、増やさない方法も取得していきましょう。
- 1 buy 1out(1つ買ったら、1つ捨てる)
- レンタルでいいものを見極める
- 1回目では買わないで、2回以上は悩む時間を作る
- 一年後の自分がまだ使っているのかを想像する
・時間管理の観点からみる
買い物は自分が本当に欲しい物以外には全てに「NO」という練習です。
自分のしたくないことや、ちょっとだけやりたいと思うことなどは全てをやらないことが重要です。厳しい基準の中で本当にしたいと思えることだけに注力することで成果が得られやすくなります。
物以外の「事」を断捨離する
ここまでの流れで所有しているもののほとんどは厳選され、自分が本当に欲しいと思えるものだけになっていると思います。ここで、自分が普段からしている”事”に注目していきましょう。事を言い換えるなら”習慣”とも捉えることができます。ここを手放していくことでミニマリズムの考え方を生かした生活に変化していきます。
定期的に自分に必要な「物・事」なのか見直す
自分と向き合いながら自分らしく生活する
まとめ ーミニマリズムを取り入れた生活をー
ミニマリズムを取り入れるだけでもOK
・ファッションが苦手だから服だけは少なくして服選びを楽にする
・掃除が苦手だから家具をなるべく少なくして掃除を楽にする
・デスクだけは物を減らして仕事に集中しやすくする
私は誰もがミニマリストになる必要はないと思っています。た生活の全てをミニマリストとして生きれなくても、一部に取り入れることでもっと楽に生活しやすくなるのではないでしょうか?
コラム ーミニマリストとは手段のひとつであるー
ミニマリストとは?この問いに対してミニマリストたちはどう答えるだろうか?
私はこの問いに対する”確かな答え”がずっと見つかっていなかった。定義に従って説明するならば「必要最小限の物で生きる人たち」となる。
かつての自分は「不要な物を手放し、最小限の物で生活をする」と言う響きのいい言葉の心地よさを味わうことを目的に生活していた。
しかし、最低限の物で暮らすことを追い求めると、その定義の曖昧さに混乱を覚えていった。「これはミニマリストなら必要ない物だな。だけど欲しいな。」という気持ちの間で心が揺さぶれられる時期もあった。生活に必要な最低限の物は、人によって大きく異なるという事実を理解はしていたが、うまく自分の中で落とし込めてはいなかった。住む地域、人種、ライフスタイルによっても変わるこの定義が嫌いだった。
だからこそ、自分自身を”ミニマリスト”と自称することもあまり好きではなかった。
発信活動を開始して副業に結びつける。そんな思いから何もない自分に対して強いて言えば…、そんな気持ちでミニマリストという名称をつけて活動を開始した。𝕏の中で交流するミニマリストたちはそれぞれ違う”何か”を持っていた。それは物であり信念だった。同じ定義の中で多くの違う人たちがいる。当たり前のようで何かおかしい気持ちにもなった。
スタバが好きな人もいれば、本を大量に所有し読む人もいるし、部屋には大量のインテリアがある人もいる。必要最低限とは?と考えるとわからなくなった。
そんな発信活動と並行して彼女との同棲生活も開始していた。彼女はミニマリズムとは程遠いところで生活をしていた普通の人だった。ミニマリストではないが自分らしく生きる彼女と生活を共にする中で、自分はなんて生きにくい生き方をしていたのだろうと感じるようになった。
ミニマリストとは手段であり目的ではない。
こんな当たり前のことをきちんと咀嚼できていなかったのかもしれない。
私が辿り着いた答えらしきものは”ミニマリストとは人生の土台である”ということ
ミニマリストという土台の上に自分の好きなものだけを重ねていきたい。